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ハイブリッド車は燃費がいいけれど、『メンテナンス費用が高くて、結局は維持費がかかるんじゃない?』と心配になりますよね。ガソリン車と比べて本当に安くなるのか、はっきり知りたい方も多いはずです。
結論から言うと、ハイブリッド車とガソリン車の維持費で差がはっきり出るのは、燃料代と長く乗った後の自動車税です。車検の法定費用や自賠責保険料は、ほとんど変わりません。
この記事では、維持費を5つの項目に分けて、どこで差が出るのかを紹介します。
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ハイブリッドの維持費はガソリン車より安い?先に結論
ハイブリッド車の維持費は、走る距離が多いほどガソリン車より安くなりやすいです。差の中心は燃料代で、13年を超えて乗るなら自動車税の差も加わります。一方、自賠責保険料や車検の手数料は同じ区分で、駆動用バッテリーは保証を過ぎた後に交換の可能性を考えておく必要があります。
『維持費』とひと口に言っても、中身はいろいろありますよね。
税金のように毎年決まって払うもの、燃料代のように走った分だけかかるもの、修理のように突然かかるもの。この3つを分けて考えると、ハイブリッドの維持費の見通しが立てやすくなるんです。
| お金の種類 | 例 | ハイブリッドとガソリン車の差 |
|---|---|---|
| 毎年決まって払う | 自動車税・任意保険 | 13年までは出にくい |
| 走った分だけかかる | ガソリン代 | 出やすい |
| 車検ごとにかかる | 重量税・自賠責・手数料・整備 | 重量税と整備費は車による |
| 突然かかる | 修理・バッテリー交換 | 部品と保証による |
維持費を5項目で比べる:差が出る項目・出ない項目
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
ハイブリッド車とガソリン車の維持費を「税金・燃料代・車検とメンテナンス・保険・電池」の5項目で並べ、差が出るかどうかを分けてみました。
| 項目 | 差が出るか | ハイブリッド車 | ガソリン車 |
|---|---|---|---|
| 税金 | 13年超で出る | 毎年の自動車税は同じ区分。13年超の重課なし(ガソリンハイブリッド) | 13年超で概ね15%重課 |
| 燃料代 | 出る | 街乗りで少なくなりやすい | 走り方と燃費次第 |
| 車検・メンテナンス | 法定費用は出にくい | 自賠責・手数料は同じ区分。高電圧部品の点検も | 自賠責・手数料は同じ区分 |
| 保険 | 車と条件による | 保険会社によって割引がある場合も | 等級や条件で決まる |
| 電池 | 出る可能性 | 駆動用バッテリーと補機バッテリー | 補機バッテリー |

『全部が少しずつ安くなる』と思っていた方は、意外に感じたかもしれませんね。
差が出るのは主に燃料代と13年超の税で、そのほかは車の条件次第です。ここから、項目ごとに見ていきましょう。
税金の差:毎年の自動車税は同じ区分
自家用乗用車の自動車税は、総排気量の区分で決まります。税率表にハイブリッド車専用の区分はないので、同じ排気量なら13年まではほぼ同じ税額です。
| 総排気量 | 令和元年10月1日以後に初めて登録 | 13年超のガソリン車(重課) |
|---|---|---|
| 1.0リットル超1.5リットル以下 | 30,500円 | 39,600円 |
| 1.5リットル超2.0リットル以下 | 36,000円 | 45,400円 |
| 2.0リットル超2.5リットル以下 | 43,500円 | 51,700円 |
税額は栃木県の令和8年度の税率早見表の値です。ガソリンハイブリッド車は、13年超の重課の対象外とされています。
今13年を超えている車は、令和元年9月30日以前に登録された車なので、比べる時は旧税率の欄と重課の欄を見ます。
| 総排気量 | 令和元年9月30日以前に登録(重課なし) | 13年超のガソリン車(重課) | 1年の差 |
|---|---|---|---|
| 1.0リットル超1.5リットル以下 | 34,500円 | 39,600円 | 5,100円 |
| 1.5リットル超2.0リットル以下 | 39,500円 | 45,400円 | 5,900円 |
| 2.0リットル超2.5リットル以下 | 45,000円 | 51,700円 | 6,700円 |
長く乗るほど、この差が毎年積み上がっていきます。ただ、マイルドハイブリッドやディーゼルのハイブリッドが重課の対象外に入るかは、車検証の「燃料の種類」を見て、都道府県の税事務所で確かめておくと安心です。
新車の時の重量税は、令和12年度燃費基準の達成度で減税や免税が決まります。ハイブリッドかどうかで一律に決まるわけではないので、見積書で確かめておきましょう。税金の全体像はハイブリッド車の税金|自動車税・重量税・減税をまとめて確認で紹介しています。
燃料代の差:月のガソリン代はいくら?
維持費の差がいちばん大きく出るのが、ガソリン代です。
資源エネルギー庁の調査では、2026年10月5日時点のレギュラーガソリン全国平均は1リットル170円でした。この単価で、ガソリン車を15km/L、ハイブリッド車を25km/Lと仮定して計算してみます。
| 年間の走行距離 | ガソリン車の月のガソリン代 | ハイブリッド車の月のガソリン代 | 1年の差 |
|---|---|---|---|
| 5,000km | 約4,722円 | 約2,833円 | 約22,667円 |
| 10,000km | 約9,444円 | 約5,667円 | 約45,333円 |
| 15,000km | 約14,167円 | 8,500円 | 68,000円 |
燃費の数字は計算のための仮の条件です。実際のハイブリッド車のガソリン代は、車種の燃費と、走る道や季節で変わります。
ガソリン価格は毎週の調査で上下するので、自分がよく給油するスタンドの価格で計算し直すと、より実際に近くなります。
『同じハイブリッド車でも、乗り方でガソリン代は変わるの?』と気になる方もいますよね。実は、ちょっとした走り方の違いでも燃費は変わります。
- 発進はゆっくり、ブレーキは早めにゆるやかに踏む
- 荷室に使わない荷物を積みっぱなしにしない
- タイヤの空気圧を定期的に確かめる
- 給油の記録をつけて、月ごとの燃費の変化を見る
詳しいコツはハイブリッド車の燃費のいい走り方で紹介しています。
車検・メンテナンス費用・保険・電池の違い
『ハイブリッドは特別な整備が必要で、メンテナンス費用が高いのでは?』という声もよく聞きます。ここでは、車検ごと・点検ごとにかかるお金を見ていきます。
車検の法定費用はほとんど同じ
車検でかかるお金のうち、国が決めている「法定費用」は、ハイブリッドかどうかで区分されていないものが多いです。
| 車検の法定費用 | 中身 | ハイブリッドとガソリン車の差 |
|---|---|---|
| 自賠責保険料 | 24か月の自家用乗用自動車(離島・沖縄県を除く)は、2026年11月1日以降に始まる契約から18,560円 | 差はない |
| 検査の手数料 | 持込検査で普通自動車2,600円・小型自動車2,500円(令和8年4月1日現在) | 差はない |
| 重量税 | 車の重さと燃費基準の達成状況で決まる | 車による |
自賠責保険料は、2026年10月31日までに始まる契約なら17,650円です。重量税は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で、車ごとに確かめられます。
重量税は年数で上がることもある
『ハイブリッドなら、古くなっても重量税は上がらないよね?』と思っている方もいるかもしれません。
実は、国土交通省のフローチャートでは、重量税の13年・18年の経年重課はハイブリッドかどうかで一律に決まっていません。令和2年度燃費基準を達成している(平成30年排出ガス規制50%低減以上)車は、年数に関係なく本則税率か13年未満の税率になります。
達成していない車は、ハイブリッド車でも13年・18年を超えると税率が上がることがあります。長く乗るつもりなら、車検の前に照会サービスで次回の重量税を確かめておきましょう。
車検費用の内訳の詳しい見方はハイブリッド車の車検費用|高い?内訳と点検で見られるところで紹介しています。
メンテナンスで気にしておきたいところ
定期点検は、マイカーなら1年ごとに29項目、2年ごとに60項目です。ハイブリッド車専用の点検項目を定めた公的な基準は見当たりません。
ただ、ハイブリッド車には高電圧の部品があるので、エンジンルームの点検は慎重に行う必要があります。国土交通省の資料では、オレンジ色の部品や注意書きのある部品には触らないよう案内されています。
- 点検・整備の基本料金と、交換部品の内訳
- エンジンオイルの種類(ハイブリッド車には省燃費オイルが使われていることがある)
- 補機バッテリーの点検結果と交換の時期の目安
- 駆動用バッテリーの点検の有無と結果
- 次の車検までに交換が必要になりそうな部品
保険料は保険会社と条件で決まる
自動車保険の保険料は、等級や運転者の年齢・範囲、車の型式などで決まります。
ハイブリッド車などを対象にした割引を用意している保険会社もありますが、これは会社ごとの独自の割引です。同じ条件で2台分の見積もりを取って比べるのが確実です。
駆動用バッテリーは保証の年数と距離を確かめる
ハイブリッドの維持費で、いちばん不安に感じやすいのが駆動用バッテリーですよね。
駆動用バッテリーの保証の年数と距離は、メーカーや車種で違います。交換の費用も車種や作業の内容で大きく変わるので、決まった目安はありません。
「数年おきに駆動用バッテリーを交換しないといけない」と思い込んでしまうことです。交換の時期は、使い方や車の状態で変わります。保証書で年数と距離を確かめ、点検の時に状態を見てもらうところから始めてみてください。
e-POWERの維持費も考え方は同じ
e-POWERのように、エンジンで発電してモーターで走る方式でも、維持費の考え方は同じです。
税金・燃料代・車検とメンテナンス・保険・電池の5項目で、ガソリン車と並べてみてください。燃費の差と、保証の年数・距離を確かめれば、ランニングコストの見通しが立ちます。
年間のランニングコストを試算してみよう
ここまでの数字を使って、1年あたりのハイブリッド車のコストを比べてみます。
例えば、1.5リットル超2.0リットル以下で、令和元年10月1日以後に初めて登録した車に、年間1万km乗る場合です。燃費とガソリン単価は、これまでと同じ仮の条件を使います。
| 項目(1年あたり) | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 36,000円 | 36,000円 |
| 燃料代(仮の燃費で計算) | 約113,333円 | 68,000円 |
| 自賠責保険料(24か月18,560円を2で割る) | 9,280円 | 9,280円 |
| 小計 | 約158,613円 | 113,280円 |
| 重量税・任意保険・整備費 | 車と見積もりで確かめる | 車と見積もりで確かめる |
この例では、表に入れた項目だけで、1年に約45,333円の差が出ました。差のほとんどは燃料代です。
- 車検証で総排気量と初めて登録した年月を確かめる
- 都道府県の税率表で自動車税の年額を調べる
- 年間の走行距離とカタログ燃費から燃料代を出す
- 車検の見積もりで、重量税と整備費を確かめる
- 任意保険の見積もりを、同じ条件で2台分取る

ただし、この試算には車両価格の差が入っていません。価格差を燃料代で取り戻せるかは、ハイブリッドは元が取れる?価格差と燃料代で損益分岐点を計算で詳しく紹介しています。
維持費が重くなってきたら:乗り続けるか手放すか
今乗っている車の維持費が重くなってきて、ハイブリッド車への乗り換えを考えている方もいますよね。
その場合は、今の車の「これからの維持費」と「売った時の金額」をあわせて考えるのがおすすめです。
| 今の車の状態 | 考え方 |
|---|---|
| 13年を超えて自動車税が重くなった | 重課との差額を、これから乗る年数分で見積もる |
| 車検で大きな整備費の見積もりが出た | 修理して乗り続ける費用と、今売った場合の金額を比べる |
| 走る距離が増えてガソリン代が重い | 燃料代の差を計算し、乗り換えの負担と比べる |
| 特に不満はない | 無理に乗り換えず、乗り続けるのも選択肢 |
乗り続けると決めた方は、維持費の見直しから始めてみてください。任意保険の補償内容を今の使い方に合わせる、点検の見積もりを比べる、といったことでも負担は変わってきます。
下取りだけでなく、買取店に売る方法もある
乗り換える時は、販売店の下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。
複数の店の査定額を比べると、今の車の相場が分かります。先に相場を知っておくと、乗り換えの実質の負担が見えて、判断しやすくなりますよ。
今の車がハイブリッド車なら、駆動用バッテリーの保証の内容と点検の記録をそろえておくと、状態を説明しやすくなります。
国民生活センターによると、車の売却は特定商取引法のクーリング・オフの対象外です。キャンセル料や代金の支払い時期を契約書で確かめてから決めましょう。
よくある相談:ハイブリッドの維持費・メンテナンス費用の声
ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている声から、よく見られるものを要約して紹介します。
相談1 ハイブリッド車はメンテナンス費用が高いって本当?
ハイブリッドカーを検討しているが、数年おきにバッテリー交換が必要でメンテナンス費用が高いと聞いた、という相談です。
定期点検の項目や車検の法定費用は、ハイブリッドかどうかで大きく変わるものではありません。気にしておきたいのは、駆動用バッテリーの保証を過ぎた後のことです。
購入前に、駆動用バッテリーの保証の年数と距離を確かめておきましょう。保証の範囲で乗り換えるつもりなら、交換の心配はぐっと小さくなります。保証を過ぎても乗るなら、点検の時に状態を見てもらうと安心です。
相談2 燃費はいいけど、メンテナンス費用でメリットがなさそう
燃費はいいけれど、メンテナンス費用が高くなってメリットがなさそうに見える、という相談です。
「燃料代で浮いた分」と「メンテナンスで増える分」を、同じ期間で比べるのがコツです。
「年に1万km走ると、燃料代はどれくらい違う?」
「仮の燃費で計算すると、1年で約45,333円です」
増える分は、見積もりで具体的に確かめてみてください。差し引きで考えると、メリットがあるかどうかが見えてきます。
相談3 年1万km、7年乗る場合の維持メンテ費用はどれくらい違う?
年に1万kmほど走り、7年ほど乗る場合、ハイブリッド車とガソリン車で維持やメンテナンスの費用はどれくらい違うか、という相談です。
7年なら、13年超の重課は関係ありません。差の中心は燃料代になります。
先ほどの仮の条件なら、燃料代の差は1年で約45,333円、7年で約317,333円です。ここに、7年の間にかかる整備費や保険の差を見積もりで足し引きしてみてください。比べ方はハイブリッドとガソリン車どっちがいいかの判断表でも紹介しています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
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よくある質問
ハイブリッド車の維持費はガソリン車より安いですか?
走る距離が多いほど安くなりやすいです。差の中心は燃料代で、13年を超えて乗るなら自動車税の重課の差も加わります。自賠責保険料や検査の手数料は、ハイブリッドかどうかで区分されていません。
ハイブリッド車の月のガソリン代はどのくらいですか?
走る距離と燃費で変わります。ガソリン単価170円、燃費25km/Lと仮定すると、年間1万kmなら月約5,667円、年間5,000kmなら月約2,833円です。
ハイブリッド車のメンテナンス費用は高いですか?
定期点検の項目や車検の法定費用は、ガソリン車と大きく変わりません。駆動用バッテリーは保証の年数と距離を確かめ、保証を過ぎた後は点検で状態を見てもらいながら考えるのがおすすめです。
ハイブリッド車は車検費用が高いですか?
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13年を超えたら、ハイブリッド車の自動車税も上がりますか?
ガソリンハイブリッド車は、13年超の自動車税の重課の対象外とされています。ただし、マイルドハイブリッドやディーゼルのハイブリッドの扱いは、車検証の燃料の種類を見て都道府県の税事務所で確かめておくと安心です。重量税の経年重課は、燃費基準の要件で決まるので別に確かめましょう。
まとめ
ハイブリッド車の維持費で、ガソリン車と差が出やすいのは燃料代と13年超の自動車税です。
車検の法定費用や自賠責保険料はほとんど変わらないので、燃料代を中心に、自分の走行距離で計算してみてください。ハイブリッド車の基本はハイブリッド車とはでまとめています。
- 維持費は税金・燃料代・車検とメンテナンス・保険・電池の5項目で比べる
- 差がはっきり出るのは燃料代と、13年を超えた後の自動車税
- 自賠責保険料と検査の手数料は、ハイブリッドかどうかで区分されていない
- 駆動用バッテリーは保証の年数と距離を確かめておく
- 乗り換える時は、今の車の維持費と売った時の金額をあわせて考える





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