ハイブリッド車はいつから?歴史と世界初から今までの歩み

時間の道に並ぶ乗用車のシルエットと、ハイブリッド車の歴史を紹介する記事タイトル

当サイトは国土交通省・総務省など公的機関の公開情報と自動車メーカーの公式情報をもとに編集部が独自に執筆しています。税制・補助金・車両の性能や保証は年度や時期で変わるため、手続きや購入の前に各制度の公式ページとメーカーの公式情報で最新の内容を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

街で見かけるハイブリッド車が、すっかり当たり前になりましたよね。『そもそもハイブリッドっていつからあるんだろう?』と、ふと気になった方も多いはずです。

結論から言うと、ハイブリッド車の量産は1997年12月に始まりました。トヨタは初代プリウスを「世界初の量産ハイブリッド乗用車」として発売しています。

この記事では、そこから各社の方式が出そろい、電動化が進む今までの歩みを、時間軸の表で紹介します。

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目次

ハイブリッド車はいつから?最初の1台

先に結論

トヨタの公式発表では、初代プリウスは1997年(平成9年)12月に「世界初の量産ハイブリッド乗用車」として発売されました。トヨタの表現を借りれば、量産のハイブリッド乗用車の歴史はここから始まりました。

『世界初って、本当にそれより前にはなかったの?』と思う方もいますよね。

ここで大事なのは「量産」と「乗用車」という言葉です。トヨタの表現は、たくさん作って一般に売り出した乗用車として世界で初めて、という意味なんです。

最初のハイブリッドの仕組み

初代プリウスに使われたのは「THS(TOYOTA Hybrid System)」というシステムです。

今のプリウスの取扱説明書では、停車中はエンジンを止め、発進はモーターで行い、減速の時はモーターを発電機として動かして電池にためると説明されています。エンジンとモーターを場面で使い分ける考え方が、ここから広がっていきました。

ハイブリッドという言葉の意味から知りたい方は、ハイブリッドの意味|車の「ハイブリッド」とは何か簡単に解説も参考にしてみてください。

時間軸で見るハイブリッド車の歴史

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

ハイブリッド車の歩みは「最初の量産」「各社の方式が出そろう」「電動化の今」の3つの時期に分けると分かりやすくなります。

時期年月できごと(メーカー公式の発表など)
最初の量産1997年12月トヨタが初代プリウスを世界初の量産ハイブリッド乗用車として発売
最初の量産2003年4月トヨタがTHSを進化させた「THS II」を発表
広がり2013年3月末トヨタのハイブリッド車の累計販売が500万台を突破(512.5万台)
各社の方式2016年11月日産がノートに「e-POWER」を初搭載
各社の方式2016年11月スズキがソリオに独自のパラレル方式のハイブリッドを搭載
広がり2017年1月末トヨタのハイブリッド車の累計販売が1,000万台を突破
各社の方式2018年2月トヨタが新しいE-Four(電気式4WD)を発表
制度2018年10月新型車にWLTCモードの燃費表示が義務に
各社の方式2021年7月トヨタがアクアで「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用電池として世界初採用
各社の方式2021年11月ダイハツがロッキーに「e-SMART HYBRID」(シリーズ方式)を搭載
電動化の今2022年2月末トヨタの電動車(HEV・PHEV・FCEV・BEV)の累計販売が2,000万台に到達
各社の方式2024年10月スバルがシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドを発表、クロストレックに初採用
電動化の今2025年登録車(軽を除く)の乗用車の新車販売でハイブリッド車が60.39%
ハイブリッド車の歴史を最初の量産・各社の方式・電動化の今の3つの時期に分けた時間軸の図解

累計の台数は、それぞれの時点の数字です。今の累計ではないので、読む時は時点もあわせて見てみてください。

1997年〜2000年代:最初の量産と進化

1997年の初代プリウスから、ハイブリッド車の量産が始まりました。

2003年には、トヨタがTHSを進化させたTHS IIを発表しています。エンジンの力を動力分割機構で2つの経路に分け、モーターとエンジンの力を組み合わせる仕組みです。

2010年代:台数が増え、方式が広がる

2010年代に入ると、ハイブリッド車の台数がぐっと増えます。トヨタのハイブリッド車の累計は、2013年3月末に500万台、2017年1月末には1,000万台を超えました。

2016年には、日産がエンジンを発電専用にしてモーターだけで走るe-POWERをノートに載せました。同じ月に、スズキはソリオに独自のパラレル方式のハイブリッドを搭載しています。

4WDのハイブリッドも広がった

雪の多い地域の方には、4WDのハイブリッドが気になりますよね。

トヨタのE-Fourは、後ろのタイヤを独立したモーターで動かす電気式の4WDです。2018年2月に発表された新しいE-Fourでは、後ろのタイヤを動かす力が従来型の1.3倍になったとされています。

ハイブリッドの4WDの選び方は、ハイブリッドの4WD|E-Fourなど電気式4WDの仕組みと選び方で紹介しています。

2020年代:電池の進化と方式の多様化

2021年には、トヨタがアクアで新しい電池を世界で初めて駆動用に採用しました。従来型のアクアの電池と比べて、約2倍の出力とされています。

同じ年に、ダイハツはエンジンを発電専用にするシリーズ方式のe-SMART HYBRIDを発表しました。2024年には、スバルがストロングハイブリッドを発表しています。

駆動用電池の種類も、ひとつではありません。トヨタのよくある質問では、駆動用バッテリーにはリチウムイオンバッテリーとニッケル水素バッテリーがあり、種類は車種によって違うと説明されています。

各社のハイブリッドの方式を整理

歴史をたどると、メーカーごとにハイブリッドの考え方が違うのが分かりますよね。ここでは、メーカー公式の説明をもとに主な方式を並べます。

メーカーシステム名公式の説明の要点
トヨタTHS IIエンジンとモーターを走る場面で使い分ける
ホンダe:HEV2モーター。低・中速はモーター、高速巡航ではエンジン直結
日産e-POWERエンジンは発電専用、モーターだけで走る
ダイハツe-SMART HYBRIDエンジンで発電しモーターで走るシリーズ方式
スバルe-BOXER(ストロングハイブリッド)シリーズ・パラレル方式
スズキ・マツダほかマイルドハイブリッド減速時に発電し、加速時にモーターがエンジンを助ける
ハイブリッドの方式を使い分ける型・発電して走る型・エンジンを助ける型の3つに分けた図解
方式の名前は覚えなくて大丈夫

方式の名前は難しく見えますが、大きく分けると「エンジンとモーターを使い分ける」「エンジンで発電してモーターで走る」「モーターがエンジンを助ける」の3つです。細かい違いはハイブリッドの方式|シリーズ・パラレル・スプリットの違いとハイブリッドの種類|方式とメーカーごとのシステムを一覧で比較で紹介しています。

電動化の今:数字で見るハイブリッド車

最初の量産から約30年。今のハイブリッド車は、新車販売の中心になっています。

日本自動車販売協会連合会の燃料別の統計(登録車・軽を除く乗用車)では、2025年1〜12月のハイブリッド車は60.39%でした。2026年9月の単月では62.4%です。

国土交通省の資料では、軽を含むハイブリッド車の保有台数は令和6年度末で約1,716万台です。令和2年度末の約1,180万台から、4年で大きく増えています。

制度の面でも時代が変わった

2018年10月からは、新型車にWLTCモードの燃費表示が義務になりました。古いカタログの燃費と今の燃費は測り方が違うので、そのまま比べないようにしましょう。

2026年には、自動車の税も変わりました。環境性能割は2026年3月31日で廃止され、4月からは名前も「自動車税」に変わっています。

今の時代の確認ポイント
  • 燃費は、同じWLTCモード同士で比べる
  • 税の名前と仕組みは2026年4月から変わっている
  • ガソリンハイブリッド車は、13年超の自動車税の重課の対象外
  • 政府の電動車の目標には、ハイブリッド車も含まれる

これからの動きは、ハイブリッド車の今後|なくなる?規制の動きと乗り換えの考え方で「決まったこと」と「検討中のこと」に分けて紹介しています。

古いハイブリッド車に乗っている方へ

最初の頃のハイブリッド車に、今も大切に乗っている方もいるはずです。

乗り続けるのも十分ありですが、修理や車検の費用が気になってきたら、乗り換えと比べてみるのも一つの方法です。

古い車で気をつけたいのが、車検の時の重量税です。令和2年度燃費基準を達成していない車は、ハイブリッド車でも新車登録から13年・18年を過ぎると税率が上がります。次の車検の重量税は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確かめられます。

家族とこんな話になることもありますよね。

「まだ走るし、手放すのはもったいないかな」
「次の車検の見積もりを見てから決めようか」

乗り換えるなら、今の車の売却額で実際の負担が変わります。販売店の下取りだけでなく買取店に売る方法もあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。駆動用電池の保証の書類や点検整備の記録があれば、手放す時にそろえておきましょう。

よくある相談:ハイブリッドの歴史にまつわる声

ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている声の中から、記事のテーマに近いものを要約して紹介します。

相談1 ハイブリッドのミニバンは、なぜ主流になっていない?

ハイブリッドのミニバンが、なぜあまり主流になっていないのか、という少し前の相談です。

今は状況が変わっています。メーカーの公式サイトには、ホンダのステップワゴン e:HEVや日産のセレナ e-POWERなど、ミニバンのハイブリッドの取扱説明書やリリースが載っています(2026年10月時点で確認)。

歴史の中で、ハイブリッドは小さな車から大きな車へと広がってきた、と考えると分かりやすいですよ。

相談2 普通のハイブリッド車に外から充電できる?

PHVではない普通のハイブリッド車に、外から充電できるのか、という相談です。

普通のハイブリッド車は、外から充電する仕組みを持っていません。走りながら自分で発電した電気を使います。

外から充電できるのは、プラグインハイブリッド車です。違いはハイブリッドとプラグインハイブリッドの違いで紹介しています。

相談3 新車のハイブリッド車は、最初は燃費が悪い?

ハイブリッド車が納車されたばかりで、思ったより燃費が良くない、という相談です。

新車かどうかより、季節や走り方の影響が大きいことがあります。トヨタの取扱説明書では、冬はエンジンや車内が暖まるまでエンジンが自動で止まらないことや、短い距離の走行をくり返すと燃費が悪くなることが書かれています。

回答のポイント

『故障かな?』と心配になったら、まず季節・暖房・1回の走行距離をふり返ってみてください。警告灯や警告メッセージが出ている時は、販売店で点検を受けましょう。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。

多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。

販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

下取りの商談でよくある流れ
  • まず、控えめな下取り額を提示される
  • 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる

金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。

ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。

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よくある質問

ハイブリッド車はいつから売られていますか?

トヨタの公式発表では、1997年12月に初代プリウスが「世界初の量産ハイブリッド乗用車」として発売されました。ここからハイブリッド車の量産が始まっています。

世界初のハイブリッド車は何ですか?

トヨタは1997年の初代プリウスを「世界初の量産ハイブリッド乗用車」としています。量産と乗用車という条件がついた表現なので、読む時はこの2つの言葉も意識してみてください。

日産のe-POWERはいつからありますか?

日産の発表では、2016年11月にノートに初めて搭載されました。エンジンは発電専用で、モーターだけで走るのが特徴です。

ハイブリッド車は今どのくらい売れていますか?

日本自動車販売協会連合会の統計では、登録車(軽を除く)の乗用車で、2025年はハイブリッド車が60.39%でした。軽自動車は含まない数字です。

まとめ

ハイブリッド車の量産は、1997年12月の初代プリウスから始まりました。トヨタはこれを「世界初の量産ハイブリッド乗用車」としています。

その後、各社がそれぞれの方式を出し、今では新車販売の中心になりました。ハイブリッド車の仕組みや今の車の手放し方は、ハイブリッド車とは|仕組み・種類・ガソリン車との違いと今の車の手放し方にまとめています。

この記事の要点
  • ハイブリッド車の量産は1997年12月、初代プリウスから
  • トヨタの公式表現は「世界初の量産ハイブリッド乗用車」
  • 2016年以降、e-POWERや各社の独自方式が出そろった
  • 2025年の新車販売(登録車の乗用車)では、ハイブリッド車が60.39%
  • 古いハイブリッド車を手放すなら、相場を先に調べて下取りと買取店を比べる
ハイブリッド車ガイド

ハイブリッド車ガイド 編集部

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