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『e-POWERって電気自動車なの?ハイブリッドなの?』と、名前だけでは分かりにくいですよね。最近は、軽自動車のe-POWERの話題を目にした方も多いはずです。
結論から言うと、e-POWERはガソリンで動くエンジンが発電し、その電気でモーターだけが走る、日産のシステムです。充電はいりませんが、電気自動車とは違ってガソリンを入れて走ります。
この記事を読むと、ハイブリッドや電気自動車との違いと、自分の走り方に合うかどうかが分かります。
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e-POWERとは?エンジンは発電だけ、走るのはモーター
e-POWERとは、エンジンを発電専用にして、タイヤはモーターだけで回す日産のシステムです。ガソリンを給油して走り、家で充電する必要はありません。
日産の技術解説では、e-POWERは「エンジンは発電専用」で、発電機とつながったエンジンは「タイヤを直接駆動しない」と説明されています。
つまり、エンジンは車の中の発電所のような役目です。走る力はすべてモーターから出ているんですね。
e-POWERの電気の流れ
- ガソリンでエンジンを回す
- エンジンにつながった発電機で電気を作る
- 作った電気をバッテリーにためたり、モーターに送ったりする
- モーターがタイヤを回して走る
- 減速の時はモーターが発電して、電気を取り戻す

e-POWERはいつから?これまでの歩み
e-POWERが初めて載ったのは、2016年11月に日産が発表したノートです。
日産は、電気自動車の日産リーフと同じ系統の大出力モーターで駆動し、「充電を気にする必要が無く」走れると発表しました。2018年2月には、ミニバンのセレナにもe-POWERが加わっています。
| 時期 | 出来事(日産の発表から) |
|---|---|
| 2016年11月 | ノートにe-POWERを初めて搭載 |
| 2018年2月 | セレナにe-POWERを搭載 |
今のラインナップは改良のたびに変わります。日産の車種ごとの整理は日産のハイブリッド|e-POWERのラインナップと選び方で紹介しています。
「epower 第3世代」って何?
「e-POWERの第3世代」「epower 第3世代」という言葉も、よく調べられています。
e-POWERは登場してから改良が重ねられていて、新しい世代として紹介されることがあります。世代ごとに何がどう変わったかは車種と年式で違うので、気になる車の公式ページで確かめてみてください。
エンジンがある分、オイル交換などの手入れはいる
『モーターで走るなら、エンジンの手入れはいらないの?』と思う方もいるかもしれません。
e-POWERは発電のためにエンジンを回すので、エンジンオイルの交換などの手入れは必要です。例えば日産のノート(E13型)の目安は、通常で1年または15,000kmの早い方です。
シビアコンディションでは、6か月または7,500kmの早い方と案内されています。日産は、走行距離の約30%以上が悪路や山道の場合や、1回8km以下の短い距離の走行をくり返す場合などを、シビアコンディションの例に挙げています。
| 使い方の例 | 日産ノート(E13型)の交換の目安 |
|---|---|
| 通常の使い方 | 1年または15,000kmの早い方 |
| 短距離走行のくり返し(1回8km以下)など | 6か月または7,500kmの早い方 |
目安は車種ごとに違うので、メンテナンスノートで確かめてください。日産は、e-POWER車の故障診断を、専門の教育を受けた整備士が電子診断機で行うと案内しています。
e-POWERとハイブリッドの違い
e-POWERとハイブリッドの違いは、エンジンがタイヤを回すかどうかです。一般的なハイブリッドはエンジンとモーターの両方でタイヤを回しますが、e-POWERはモーターだけで回します。
『じゃあ、e-POWERはハイブリッドじゃないの?』と思いますよね。
実は、ガソリンのエンジンと電気のモーターを組み合わせているので、e-POWERもハイブリッドの一種として扱われることが多いんです。エンジンが発電に専念するタイプは「シリーズ方式」と呼ばれます。
ハイブリッドとe-POWERの違いを比べた表
| 比べる項目 | e-POWER(日産) | THS II(トヨタ) | e:HEV(ホンダ) |
|---|---|---|---|
| エンジンの役割 | 発電だけ | 動力分割機構で発電と走行に振り分ける | 主に発電、高速ではタイヤを直接回す |
| タイヤを回すもの | モーターだけ | エンジンとモーター | 主にモーター、高速はエンジン |
| 外からの充電 | いらない | いらない | いらない |
| 燃料 | ガソリン | ガソリン | ガソリン |
表は、各メーカーの公式な説明(2026年10月確認)をもとに編集部でまとめたものです。
ホンダのe:HEVは、低・中速ではモーターで走り、高速のクルージングではエンジンを直接タイヤにつなぎます。e-POWERに近い部分もありますが、高速での動き方が違うんですね。
運転した時の感じ方の違い
モーターだけで走るe-POWERは、アクセルを踏んだ瞬間からぐっと力が出る感覚が特徴です。
一方で、エンジンは走る速さとは関係なく、バッテリーの残りに合わせて発電のためにかかることがあります。
「止まっているのにエンジンの音がするのはなぜ?」
「発電しているんだと思うよ。e-POWERはエンジンが発電所の役目だから」
こんなふうに、ガソリン車とは音のタイミングが違うことは覚えておくと安心です。
方式ごとの違いをもっと知りたい方は、ハイブリッドの方式|シリーズ・パラレル・スプリットの違いも参考にしてみてください。
e-POWERは電気自動車じゃない?EVとの違い
e-POWERは電気自動車じゃないです。モーターで走る点は同じですが、電気をガソリンのエンジンで作るので、給油して走ります。外から充電する仕組みはありません。
e-POWERは「電気で走る」と紹介されることが多いので、電気自動車と思っている方もいるかもしれません。
ここでは、e-POWERと電気自動車の違いを、使い方とお金の面で比べてみます。
| 比べる項目 | e-POWER | 電気自動車(EV) |
|---|---|---|
| 走る力 | モーター | モーター |
| 電気の作り方 | ガソリンのエンジンで発電 | 外から充電した電気 |
| 給油・充電 | 給油する | 充電する |
| 自動車税の区分 | 税率表にハイブリッド専用の区分はなく、総排気量の区分 | 総排気量1.0L以下(電気自動車含)の区分 |
| 国のCEV補助金 | 対象の車の種類に入っていない | 対象(車種ごとに額が違う) |
| 13年超の自動車税の重課 | ガソリンハイブリッド自動車は対象外 | 対象外 |
国のCEV補助金は、2026年度に申請できる令和7年度補正予算分の案内で、対象をEV・PHEV・燃料電池車などとしています。e-POWERのように外から充電しない車は、この対象の種類には入っていません。
自動車税は、2026年4月から名前が「自動車税」に変わり、購入時の環境性能割は2026年3月31日で廃止されました。e-POWERの税の区分は、車検証の「燃料の種類」とあわせて確かめておくと確実です。
「充電する場所があるか」で考えると分かりやすいです。自宅や職場で充電できるなら電気自動車も候補になり、充電の場所がないならe-POWERのように給油で走れる車が選びやすくなります。
電気自動車との比べ方は、ハイブリッド車と電気自動車の違い|どっちを選ぶかの判断表で判断表にまとめています。
e-POWERのメリット・デメリットと、走り方での向き不向き
e-POWERのメリットは、モーターだけで走るなめらかな加速と、充電がいらない手軽さです。デメリットや欠点として挙がりやすいのは、高速道路の一定速の巡航が中心だと良さが出にくいことです。
『e-POWERって、評価が分かれているって本当?』という声もありますよね。
評価が分かれるのは、良さが出やすい走り方と出にくい走り方がはっきりしているからなんです。
- モーターだけで走るので、加速がなめらか
- 外から充電する必要がない
- 発進と停止の多い街乗りで良さが出やすい
- 減速の時に電気を取り戻せる
- 高速の一定速の巡航では良さが出にくいとされる
- 走る速さと関係なくエンジン音がすることがある
- 他の車のバッテリー上がりを救援できない
- 高電圧の部品があり、自分では手を出しにくい
高速道路が多い人に「欠点」と言われる理由
ホンダは、e:HEVで高速のクルージング時にエンジンをタイヤに直接つなぐ仕組みにしています。高速で一定の速さで走る場面は、エンジンで直接タイヤを回すほうが得意とされる場面なんです。
e-POWERは、その場面でもエンジンで発電してモーターで走ります。そのため、高速道路を長く走る使い方が中心だと、ほかの方式との差が小さくなりやすいと考えられます。
高速での燃費と走り方は、ハイブリッド車は高速道路に不向き?高速での燃費と走り方でも詳しく紹介しています。
走り方で見る向き不向き表
| よくある使い方 | e-POWERとの相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 信号の多い街中で通勤・買い物 | 合いやすい | 発進と停止が多く、モーターの良さが出る |
| 渋滞をよく通る | 合いやすい | 減速で電気を取り戻しやすい |
| 坂道の多い住宅地 | 合いやすい | モーターの力強さを感じやすい |
| 高速道路で長距離をよく走る | 差が小さめ | 一定速の巡航はエンジン直結が得意な場面 |
| 1回数キロのちょい乗りばかり | 差が小さめ | エンジンの暖機で燃料を使いやすい |
この表は、メーカーの仕組みの説明から編集部がまとめた目安です。実際の燃費は、気象や渋滞、エアコンの使い方などでも変わります。
- 平日の運転は街中が中心
- 発進と停止が多い道をよく走る
- 自宅に充電の設備を付ける予定はない
- モーターのなめらかな加速が好き
- 高速道路を走るのは月に数回くらい
当てはまる項目が多いほど、e-POWERの良さを感じやすい使い方です。

救援できない・高電圧に注意
日産は、e-POWER車で他の車のバッテリー上がりを救援することはできないと案内しています。ガソリン車のオルタネーターにあたる部品がDC/DCコンバーターで、ジャンプスタートに耐えられる出力が出せないためです。救援を受ける側の手順は車種で違うので、取扱説明書で確かめてください。
駆動用のリチウムイオンバッテリーは、日産の案内では新車登録から5年または10万kmの早い方まで保証されています。保証の内容は車種や年式で違うことがあるので、保証書で確かめておきましょう。
軽自動車のe-POWERはある?軽のe-POWERの考え方
軽自動車のe-POWERについては、話題としては多く見かけます。ただ、編集部では2026年10月時点で、日産の公式発表として確かめられていません。発売の有無や時期は、日産の公式サイトで最新の情報を見てください。
『軽のe-POWERが出るなら待ったほうがいい?』と迷っている方も多いですよね。
今、軽自動車でハイブリッドを選ぶなら、公式に確かめられる仕組みから考えるのが確実です。
軽自動車で選べるハイブリッドの考え方
日産の軽自動車には、S-HYBRIDという名前のハイブリッドがありました。日産のFAQでは、デイズ(AA1)・ルークス(BA1)のS-HYBRID車が紹介されています(2026年10月確認)。
S-HYBRIDは、エンジンの手助けが中心の仲間として扱われる仕組みで、e-POWERとは別物です。日産は、このS-HYBRID車は他の車のバッテリー上がりを救援できると案内しています。
また、ダイハツのe-SMART HYBRIDは、e-POWERと同じくエンジンで発電してモーターで走るシリーズ方式です。ダイハツは「街乗りでの使用頻度が高い小さなクルマに適したハイブリッドシステム」と説明しています。
| 仕組み | エンジンの役割 | 公式に確かめられたこと(2026年10月) |
|---|---|---|
| e-POWER(日産) | 発電だけ | ノート・セレナなどに搭載。軽は公式発表を確認できず |
| S-HYBRID(日産) | 主な動力 | デイズ・ルークスなどの一部に搭載 |
| e-SMART HYBRID(ダイハツ) | 発電だけ | 2021年にロッキーで発表。小さな車向けと説明 |
軽自動車のハイブリッドの選び方は、軽自動車のハイブリッド|仕組みと選び方・普通車との違いで詳しく紹介しています。
今の車から乗り換えるなら
軽のe-POWERを待つか、今出ている車を選ぶか迷う時は、今の車の状態から考えてみてください。
車検が近い、修理の見積もりが高い、といった事情があるなら、待つ間の費用も比べてみる価値があります。
乗り換えの負担は、今の車がいくらで売れるかでも変わります。販売店の下取りだけでなく、買取店に売る方法もあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなりますよ。
e-POWERについての知恵袋によくある相談
「e-POWERって良いの?」「軽のエンジンルームに収まるの?」「仕組みが簡単なら安くなるはずでは?」「ミニバンはe-POWERとハイブリッドどっち?」といった相談が多く読まれています。
ここでは、知恵袋でよく読まれている相談を要約してお答えします。
「e-POWERって良いですか?」
軽自動車のe-POWERが出るらしいけれど、e-POWER自体は良いのか、という相談です。
良いかどうかは、走り方しだいです。街中の発進と停止が多いならモーターの良さを感じやすく、高速道路の長距離が中心なら差は小さくなりやすいです。
まずは、先ほどのチェックで自分の使い方を確かめてみてください。
「e-POWERを軽のエンジンルームに収められるの?」
軽自動車は車体が小さいので、エンジンと発電機、モーターを全部収められるのか、という相談です。
軽自動車のe-POWERについては、編集部では日産の公式発表を確かめられていません。収め方や性能は、正式に発表された時点の公式情報で見るのがいちばんです。
参考までに、ダイハツは同じシリーズ方式のe-SMART HYBRIDを「小さなクルマに適した」システムと説明しています。
「仕組みが簡単なら、もっと安くできるはずでは?」
e-POWERは他社のハイブリッドより仕組みが簡単そうなのに、価格に反映されていないのでは、という相談です。
車両価格は、システムだけでなく、車体の大きさや装備、グレードで決まります。e-POWERとガソリン車の価格差は、同じ車種のグレード表で見比べるのが確実です。
その価格差を燃料代で取り戻せるかは、年間の走行距離で変わります。計算の手順はハイブリッドは元が取れる?で紹介しています。
「ミニバンの買い替え、e-POWERとハイブリッドどっち?」
通勤で毎日使うミニバンの買い替えで、e-POWERとハイブリッドの違いを知りたい、という相談です。
どちらもガソリンで走り、充電はいりません。違いは高速道路での動き方なので、通勤が街中中心ならe-POWER、高速が多いならエンジンでも直接走れる方式、と考えると選びやすいですよ。
どちらに決めても、今乗っているミニバンの売り方は早めに考えておきたいところです。下取りと買取の両方で査定を取ると、相場が分かって安心です!
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
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『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
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よくある質問
e-POWERとは何ですか?
日産のシステムで、ガソリンで動くエンジンが発電し、その電気でモーターだけがタイヤを回して走ります。家で充電する必要はありません。
e-POWERとハイブリッドの違いは?
エンジンがタイヤを回すかどうかです。一般的なハイブリッドはエンジンとモーターの両方で走りますが、e-POWERはエンジンが発電だけを受け持ち、モーターだけで走ります。
e-POWERは電気自動車ですか?
電気自動車ではありません。モーターで走る点は同じですが、電気はガソリンのエンジンで作るので、給油して走ります。国のCEV補助金の対象の種類にも入っていません。
e-POWERのデメリットは何ですか?
高速道路の一定速の巡航が中心だと良さが出にくいとされる点や、発電のために走る速さと関係なくエンジン音がする点がよく挙がります。日産は、e-POWER車で他の車のバッテリー上がりを救援できないとも案内しています。
軽自動車のe-POWERはありますか?
編集部では2026年10月時点で、日産の公式発表として確かめられていません。発売の有無や時期は日産の公式サイトで確かめてください。
まとめ
- e-POWERはエンジンが発電だけを受け持ち、モーターだけで走る日産のシステム
- ガソリンで走り、外から充電する仕組みはないので、電気自動車じゃない
- ハイブリッドとの違いは、エンジンがタイヤを回すかどうか
- 街中の発進と停止が多い人ほど良さを感じやすく、高速中心だと差は小さめ
- 軽自動車のe-POWERは、2026年10月時点で公式発表を確認できていない
- 乗り換える時は、下取りと買取の両方で今の車の相場を知っておく





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